実物はまだ見てないんだけど、ウェブサイトで写真を見る事ができ、そりゃもう興奮。
この本の対になる形で、おそらく昔のコンゴの写真を集め編集したのであろう『CONGO BELGE en images』というのも出していて、これまた凄いです。
本人が撮った写真ではないはずなのに、なにやら彼の写真っぽく見えるのがまた妙な感じ。
前作『Trinity』からして帝国主義や植民地主義、あるいは「ヨーロッパ」という事柄に意識的であったように思いますが、今回は本当に面白く、嫉妬に狂っております。いやまあ、相手は巨匠なんですけれども。
ベルギーによる極めて悪質な植民地経営が行われた、現在のコンゴ民主共和国。
昔の写真(もちろん撮影主体はベルギー側)には、日本の明治期の開拓写真にソックリなものもあります。
毎度のんきな感じを装いながら密度の高いテーマ設定、画面構成。いやー素晴らしい!