ここ数日は寝る間を惜しむくらいに余裕がなく、見るつもりだった渋谷のペドロ・コスタ特集および新作に結局行けぬまま。悔しいので帰省の荷物にDVD『コロッサルユース』を入れてきたので、広島にいる間に、でかいテレビで見るつもりでおります。
新幹線に乗る直前、新宿のK's cinemaで開催されている「中国映画の全貌2010」の中の一本、ジャ・ジャンクーの『青の稲妻』だけは、かろうじて見ることが出来ました。この映画を初めて見た時の衝撃は今も忘れません。んで今回は更に面白く見ることができ痛烈に感動。なんというか、決して楽観できるストーリーではない中、出来事がことごとく横すべりしてどんどん別の出来事(いわば他性)へと繋がっていく様に、僕はどうしたって心が震え踊ります。
その他、この特集では田壮壮の映画も何本かかかっているので、是非とも見たいところですが、既に我が身は広島。残念でなりません。しかし今は気分を換え、つかる風呂の広さを満喫しています。酷暑ですが、じっくり入浴は大切です。