前回オクラホマに向かうと書いて終わりましたが、10日ほどの合衆国滞在の後、無事に帰ってきております。
カフカの小説『失踪者』でドイツからの移民である主人公が最終的に目指すのは、オクラホマの野外劇場で職を得ることでした。そのおよそ100年後日本から向かった僕と奥さんの2人が目指したのは、劇場といえなくもない、チェサピークエナジーアリーナでのNBA観戦、つまりバスケットボールを見ることでありました。応援するオクラホマシティーサンダー(以下OKC)のゲームを観戦できて感無量。ちなみにOKCはその後ファイナル進出まであと一歩まで迫るも及ばずシーズン終了。その力闘にファンとして手応えを感じていたところ、直後に大エースのケビン デュラント(以下KD)が移籍を選択。OKCのみならず球界全体を揺るがす大事件に我々は遠く東京で驚倒。そのまま今にいたっております。いろいろ関連記事をネットで読みましたが、インディアナペイサーズ往年のスター選手で、学生の頃にテレビでプレーを見ていた、レジーミラーによる長いテキストが非常に印象に残っています。KDが抜けたOKCはどうなるのか(進め!ラス "why not?"ウェストブルック!)、KDが加入したとはいえチーム編成を何気にガラリと変えたゴールデンステイトは祝祭のようなバスケットを続けることが出来るのか?その他大きな移籍も各地で数々あり、シーズンが今から楽しみです。
旅の前半をオクラホマで過ごした後はアルバカーキに移動し、そこを拠点にして、核実験場跡地などなど、カメラ片手に色々見て回りました。原爆開発を進めるため極秘に造られた街で、”シークレット・シティ”とも呼ばれたロスアラモスは街並みこそ穏やかながら、荒野に点在する台地メサの頂上部にあるというものすごい立地。今回の撮影旅行も楽しく過ごさせていただきました。合衆国で撮った写真も結構貯まって来たので、そろそろどこかで発表したいと思ってます。